人によって生い立ちは違うので、赤とんぼの歌詞のような経験がなかったとしても、歌を聞いて、歌詞を見て、何となく懐かしさやもの悲しさを感じるのではないかと思います。
今では15歳で嫁ぐ事はないでしょうし、桑の実が成る畑も減っている。そもそも町中では赤とんぼを見ることもなくなってきています。
環境の変化は便利さや快適さのためですが、それにより失われたものもあります。それらは元に戻し難く、戻したとしても、時間が経っていれば、本当に戻ったのか、特定の個人にとって都合が良いところだけを戻しただけなのかどうかは分からなくなるでしょう。
環境を昔に戻したいわけでも、環境保護を叫びたいのでもありません。ただ、昔は良いものも多くあった。人や物や自然を大事にする心は廃れないように持っておこう、などとグダグダ考えながら歩いていました。
しかしこんな環境が羨ましい。